持っていて損はない工具
電気工事をしない方にもぜひおすすめの工具を紹介します。
検電器を言ってコンセントや電気ケーブルに近づけたときに音やブザーでお知らせしてくれる工具です。
多くの方は中古物件を購入したら先ず実態調査をするのではないでしょうか。
私は電気系を中心に自力リフォーム派なのでこのステップは欠かせません。
手際よくチェックして自力で直す部分と外注に出す部分の見極めが必要だからです。
もちろん購入前に業者さん帯同でチェックできれば良いのですが、そこまで手が回りません。
買った後に『※カΩロ△~!!!』なんて事もあるのですが、後の祭りです。
その場合でも諦めずに善後策を考えます。
利回りや返済、キャッシュフローの計画変更を余儀なくされますが、基本的にマズい物件ではないはずなので致命傷は避けています。
さて、電気工事士の有資格者でなくとも普段自宅では意識しないブレーカーの上げ下げはみなさんする事になります。
なぜならリフォーム中や入居者のいない時期はブレーカーを落として帰るからです。
ブレーカーの上げ下げは資格が無くても操作できるので、怖がらずに毎回行ってください。
夜中に失火して大惨事など絶対に起こしてはいけません。
なぜ検電器が必要なのか?
コンセントやスイッチの枠を外すだけなら電気工事士の資格は不要なのです。
だからと言って壁紙を貼るときやペンキを塗るときに全てのブレーカーを落として作業すれば安全なのですが、それでは真っ暗になってしまいます。
照明や電動工具に必要なコンセントは使いたいところです。
必要な回路だけ電気を流すためにブレーカーは回路ごとに小分けされています。
今から作業をする回路だけブレーカーを落とせばよいのです。
ところがこれが問題で、どのブレーカーを落とせば安全かが判りにくいのです。
ブレーカーにマジックで記載されている事もありますが、実際にはあてになりません。
まずは感電しない事が大事なので・・・
1.あてずっぽうでどれか切ってみる
2.電気が来てほしくないコンセントやスイッチに電気が来ていない事を確認
3.必要なコンセントに電気が来ている事を確認
原始的ですがこの繰り返しで確認します。
その時にそれぞれのコンセントに何か電気製品をつなげば『生きている』か『死んでいる』かが判るのですが、作業効率が落ちてしまいます。
この検電器は静電誘導により電圧検知をするので、コンセントに透明なプラスチックの先端を差し込むだけで判定ができます。
電気が来てると光や音でお知らせしてくれるので反応がないときは電気が来ていません。
心配な時はブレーカーを操作を繰り返して検電器も同じように反応するか確認しても良いでしょう。
まとめ
どのブレーカーを落としたら良いかわかったら、コンセントやスイッチの枠を取り外しても構いません。
繋がっている電線を抜いたり、別の線を繋ぐのは電気工事士の資格が必要になります。
簡単だから自分で取り替えている人がいますが、法令ですのでおやめください。
コンセントやスイッチのカバー部分の交換はできるので、黄ばんだカバー部の交換をするだけでも見栄えは良くなります。
電気工事士の資格があればリフォームできる範囲も増えるので興味のあるかたは別記事の『電気工事士』もご覧ください。
コメント