共立電気計器4300 デジタル簡易接地抵抗計
コンセントの交換してるとアース端子に線がつながっていないんだよね~
古い物件を購入するとなんちゃってアースがたまにあります。
アース付きのコンセントなのにアース線が無いのです。
解体する訳にはいかないので、どこでアースを取っているかを突き止めるのは難しいのですが、接地抵抗を知る必要があるので購入しました。
もちろん 必要があれば アースの設置をしなければいけません。
D種設置工事の基準
300V以下の低圧電気機械器具や金属製外箱および金属管などに設置工事を行う場合の基準です。
一般家庭内の設置工事はこの分類に当てはまります。
D種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下です。
使われる接地線の種類は引張り強さ0.39kN以上の金属線または直径1.6mm以上※の軟銅線を使用します。
緑色の被覆線を使うのでおなじみです。
開封と付属品
本体に装着されているほかにコンセント接地側にコンタクトする棒(赤棒)が2本、ケーブルを介してアース側にコンタクトする棒(黒)とワニ口クリップが付いています。
他には取説とアルカリ電池が付いていました。
セットアップ
何はともあれ電池を入れます。
裏ぶたを+ドライバーで開けて2本の単三電池を挿入します。
先端金具の選択
普通にコンセントの穴に差し込むので写真右の先端金具を使用しました。
本体に金具を差し込み赤いパーツを締めて固定します。
測定コードとアダプタの取り付け
コンセントのアース端子で測定するのでアダプタはフラットテスト棒を使用します。
コードの両端には黒いカバーが付いているので取り外して使用します。
実際の測定
今回は自宅の洗濯機用コンセントでテストします。
プラグはローリングタップを使用しています。
洗濯機の蓋の開閉に邪魔にならないようにしています。
回転させるとアース端子が見えます。
接地側の確認
接地抵抗を測る前に、コンセントの設置側を調べます。
注意点は電圧測定時には『測定ボタン』を押さないで測定します。
これは接地側とアース端子間の抵抗値を測るためです。
写真のとおり左側が設置側となっています。
はじめはおっかなびっくり!
接地抵抗値の測定
テスト棒をアース端子に接触させます。
テスト棒をアース端子に接触させたまま、コンセント左側の設置側に先端金具を差し込みます。
『測定ボタン』を指で長押しすると接地抵抗値を測定して測定値をホールドします。
よかった!
値をホールドすればテスト棒や先端金具を外しても表示されています。
D種は抵抗値が100Ω以下にする必要があるので、今回は41.6Ωと規格内でした。
コンセントの裏側は左側に接地側が接続され、アース線も差し込まれています。
レビュー
今回は自宅のコンセントでOKの状態を確認しました。
接地側の確認と接地抵抗値の確認はとても素早くできます。
コンセントでの測定がメインになるのでテスト棒など取り付けたままソフトケースに収納します。
残念ポイントとしてはソフトケースに附属品のポケットがあるのですが、チャックが無いので紛失が心配です。
価格的にもお高いので、築古物件のアースチェックだけではなく、戸建物件のアース設置にも活用せねばです。
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