【2021.1.4追記】
大家に役立つ資格
兼業大家では全くDIYをしない方もおられますが、できる範囲で自力で修繕をするとお金のセーブにつながります。
玄関のスイッチが薄汚れていると内見に来られた方もがっかりです。
まずは玄関のスイッチから交換しませんか?
わざわざ電気屋さんに発注するのも面倒だし、費用もばかにならない・・・。
そこで私は最初に電気工事士を取りました。
正式には『 第二種電気工事士』と呼ばれる国家資格で、一般住宅や店舗などの電気工事ができるようになります。600V以下の設備に限定されますが、大家さんとして扱う範囲なら第二種電気工事士で十分です。
『業』として仕事をする場合は制約がありますが、自己所有物件の作業なら問題ありません。
筆記と実技があるけど独学で大丈夫!
ご自宅のモニターフォンの交換やコンセントの増設ができるようになります。
※別記事『モニターフォンの交換』『コンセントの追加』もご覧ください。
『 文系だから無理』と思われるかも知れませんが独学で取得可能な国家資格ですので一度検討されてはどうでしょう?
試験は年2回あり合格率は筆記、技能で各60~70%と言われています。
受験の申請は『電気技術者試験センター』で行います。
電気工事士の資格は不要なのですが、エアコンの設置をするときにコンセントの移設が必要なこともあります。大家さんならエアコンを取り付ける回数も多いのでチャレンジしてみてはいかがでしょう。
電気工事士受験のおすすめ参考書
私は筆記、技能それぞれ1冊の参考書で受験しました。
筆記:オーム社 『ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格 』
技能:オーム社 『公表問題版 二種電工技能試験: DVD付き 』
両方とも電気工事士試験で定評のあるオーム社ですね。
その他に実技試験の工具、材料がセットになったHOZANのキットがあればほかには必要ありませんでした。
筆記、実技の試験はどちらも午前中に行われます。
筆記は暗記が中心ですが、過去問をよく読めば文系の方でも大丈夫です。
最後までよくわからない部分もありましたが、過去問に出てこなかったのでそのまま試験を迎えました。
筆記試験は2時間でした。
時間は余裕があるので途中退場可能です。
結局、その部分は試験にも出なかったので過去問をしっかり押さえていけば大丈夫だと思います。
実技についても年初に13問の課題が発表され、本試験ではそのうちの1つが出題されます。という事は13パターンを実際に作って覚えてしまえば本試験ではその再現だけです。
実技試験は40分。
手際よく仕上げてね。
HOZANのセットには必要な工具と実技用の材料が入っていますが、13通りの問題をすべてを作るには足りなくなります。
スイッチやコンセントは再利用ができますが、電線は再利用できないのでネットやホームセンターで追加購入しました。
実際に自分で工事する際には必ず必要になるので無駄になることはありません。
ケーブルストリッパーをはじめほとんどの工具はHOZANのキットを現在でも使用しています。
免許が届いたら
電気工事士の免状はカード型なのですが、自動車免許より少し大きいうえにラミネートされていません!
ただの紙に印刷されて写真が貼ってあるだけです。
これでは現場に持っていけません。
100均でラミネートフイルムを買って、アイロンでパウチしました。
まとめ
ぜひ第二種電気工事士の資格に挑戦してください。
この資格があればスイッチの交換やコンセントの追加、モニタフォンの設置など店子さん入れ替わりの際に毎回のように役立ちます。
ダクトレールを使い間接照明にするのもダウンライトですっきりさせることもできるようになります。