ALCに穴を開けてヘーベルハウスに換気扇を取り付ける

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電気工事士DYI電気工事

陸屋根のへーベルハウスは屋上に出る階段部分に換気扇を取り付けます。
この部分は洗濯物を干すこともできるので、梅雨時には大変重宝しますが、夏には尋常じゃない暑さになるので排気が必要です。

換気扇を取り付けるには電源の確保が必要です。
ペントハウス内部にはコンセントが無いのですが、屋外側には防水コンセントが設置されています。
今回はこのコンセントから電源をとり、コンセントの上方向に換気扇を設置することにしました。

赤丸が防水コンセントの位置で、黄色エリアに換気扇を取り付けます。

室内側の取付エリアです。
建築時の鉄骨の様子は判らないので不安がつのります。

今回取り付ける部材です。
左からパイプファン、パイプセット、パイプフードです。

このエリアには鉄骨は無いはずですが、一応下地チェッカーで確認します。もちろんALC内にワイヤーが入っているので反応するとは思いますが、できるだけリスクは減らしたので確認します。

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取付手順

1.電源の確認
2.穴開け
3.電源とスイッチ取付
4.パイプ取付
5.換気扇取付
6.フード取付

電源の確認

室内にはコンセントが無いので屋外の防水コンセントから屋内にVVFケーブルを送れるか確認しました。
1センチ程度の穴を開けてVVFを突っ込みましたが上方向に送ることは難しそうです。

この防水コンセントの裏側(室内側)にコンセントを増設して、そこから上方向に電源を送ることにしました。

穴開け

10センチのパイプファンを取り付けるには11センチの穴が必要になります。

ハンマードリルはエアコン穴を作る際にも使えるボッシュのGBH2-26REです。
ドリル刃は他の用途に思い当たらないのですが、業者に依頼するよりは安価なので購入しました。

万が一鉄骨があった場合を考慮して、室内側から穴を開けます。
まずは石膏ボードが抜けました。
その奥には数センチ厚の発砲スチロールの断熱材があります。

断熱材の向こうはALCボードになっています。
経路には鉄骨が無い事が確認できたので、ALCに穴を開けます。
穴は外側に向かって少し下がるようにします。
これは雨の侵入を防ぐため、取付説明書に記載されていました。

たいした時間もかからずALCに穴が開きました。

外側からも無事開通確認。

電源とスイッチ取付

屋外の防水コンセントの真裏に室内用コンセントを増設して、換気扇に送る電源を中継します。

コンセントの増設手順や工具などは別記事をご覧ください。

取り付けたコンセントと換気扇の間にスイッチを取り付けます。
手持ちの部材の関係で、スイッチとコンセントを取り付けました。
黄色のラインが下のコンセントから送られてきたVVFです。
赤いラインは換気扇に向かうラインです。

パイプ取付

スイッチから送られてきたVVFをパイプの電源取り出し用の穴から通します。
パイプの固定には石膏ボード用のアンカーを使います。
このアンカーは下穴不要なので便利です。

換気扇取付

パイプを通して電源を差し込めば電気的には完了です。

パイプあわせてはめ込み、カバーを取り付ければ室内側の作業は完了です。
少し傾いていますが、水準器を使って水平になるように回せばOK。

フード取付

屋外側のフードは雨風にされされ、台風の時も屋上なのでしっかり固定する必要があります。
ALCにアンカーを入れてフードをビス留めします。

最後にフード外周をコーキングで防水処理をして完了です。

まとめ

実家もヘーベルハウスですが、ペントハウス部分の熱籠り対策に換気扇を設置しています。ヘーベルハウスのアフターサービス部門で工事をした場合は高額な費用となるのですが、自分でコア抜きが出来れば非常に安価に設置できます。

今回の工事には電気工事士の資格が必要となるので、電気工事士を資格をお持ちでない方はコンセント式のパイプファンを選択してください。

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