DIYで家庭用防犯カメラ

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DYI電気工事

昔は防犯カメラと言えば警備会社が設置する業務用のものが一般的でした。
近年では量販店やネット通販でも販売しており、品質も安定しているようなので両親の要望もあり、実家に設置してみました。
今回選んだのはネット通販での評価も良かった製品です。

  • 500万画素の高画質
  • 有線接続のため安定した動作( POE給電カメラ )
  • 夜間は赤外線での撮影
  • 顔認識防犯カメラ
  • 8台増設可
  • 動体検知録画

選択基準は有線接続という部分に注目して決定しました。
WiFi接続なら配線は電源だけで良いのですが、電波の場合はカメラに映らないエリアからジャミングされたら肝心なタイミングでは機能しないことが懸念されるかれです。
もちろん有線接続でも切断されてしまえばおしまいですが、その場合は物理的に接近するために何らかの画像が期待できます。
侵入後に記録装置を破壊されたらデータ転送をしない限りどの方式でも証拠は残らないので同じかも知れませんが・・・。
防犯カメラの機能で一番期待されるのは威嚇力かもしれませんね。

さて、今回は有線接続のモデルで2T(テラ)のハードディスクを搭載しています。
カメラと記録装置の接続にはLANケーブルを使用します。
このLANケーブルで画像、音声などのデータとカメラ側の駆動用電源を供給しているようです。

開封後、本体にHDMIで家庭用テレビを接続して動作確認をしましたが、モニタ接続用のケーブルは同梱されていません。
付属のモデム、電源のACアダプタを接続すれば本体側のセットアップは完了です。

カメラ側には末端にLANケーブル接続用コネクタが付いた約30センチのケーブルが伸びています。
建物に取り付ける根元部分まで内部配線になっていて防水対策が出来ています。
付属の平型LANケーブルを使用する際に使用する防水カバーもついていましたが、若干不安が有ったのと長さを調整したかったのでLANケーブルは自作しました。
カメラから屋内の配線が露出となるので保護用チューブの中を通しました。

このフレキには通専用のワイヤーが通っていますが、LANケーブルを通すには少しきつめで、10メートルクラスになると通線に苦労しました。
細目のフレキの方が設置が容易かと思って選択しましたが、余裕のある太さの方が結果的に良かったかもしれません。

LANケーブルの作製は難しくありません。
簡単な工具があれば必要な長さのケーブルを作る事ができるのでぜひ挑戦してください。

別記事の『LANケーブルの作成』をご覧ください。

基本はLANケーブルで本体とカメラを繋ぐだけなので、取扱の難易度は高くありません。
ただし、屋外に設置するカメラと屋内に設置する本体を繋ぐケーブルの配線には工夫が必要です。
今回はエアコン裏から配管に沿って屋外に出しました。

壁の穴とエアコン本体に距離があれば作業性は良いのですが、今回のケースはエアコン本体の裏に穴がありました。
その場合はエアコンのカバーを取り外し、上に少しずらすと穴が見えますのでそこにLANケーブルを押し込みます。
両端のコネクタ取り付けは施工の最終段階にまとめて行うと楽です。

屋内側のLANケーブルは本体設置場所の移動を考え余裕を持った長さで作ってください。
最終的に余るようでしたら、ケーブルをカットしてコネクタを取り付けることができるのが自作の良いところです。
屋外側は見た目の問題もあるので無駄な長さを取らないようにしてください。

コネクタは防水対策がされていますが、耐久性に疑問があるのでボックス内で接続しています。
上記フレキと同じメーカーなので専用接続コネクタを使用します。

カメラの取り付けはALCの外壁に6ミリドリルで穴を空けてALC対応のアンカーを使いました。
穴あけには振動ドリルを使用しましたが、ALCには普通のドリルでも十分だと思います。

アンカー自体は付属品が付いていましたが強度的に不安が有ったので普段から使用しているアンカーにしました。
取り付け用のネジは付属品をそのまま使用しています。
アンカー用の穴をドリルする時には付属の位置決めシールが役立ちました。
きっちりマークしたつもりでもちょっとしたズレができることがあるので助かります。

カメラとケーブルを繋いだら付属の六角レンチで調整用ボルトを少し緩めて画面を見ながら位置決めします。
これは一人ですると面倒なので二人で声かけしながら調整する事をおすすめします。

カメラの設置場所や方向、個数にも注意が必要です。
できるだけ死角が無いだけでなく、死角からカメラを破壊されないようにカメラ同士がお互い監視できる工夫も必要です。
このあたりの知識は『防犯設備士 』 で勉強できます。

今回は家庭の防犯用に設置しましたが、一棟モノでネット接続をして物件管理に使う事もできると思います。
録画された画像を見たところ、照明をしていない夜間でも赤外線撮影ではっきり写っているので侵入者があれば十分記録できると思います。

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